Googleは2021年からCore Web Vitalsを検索ランキングの要因に追加し、2024年にはINP(Interaction to Next Paint)が正式指標になりました。2026年現在、ホームページの表示速度対策はSEO的に必須です。
本記事では、Core Web Vitals改善でPageSpeed Insightsスコア90以上を達成するための具体的な手順を解説します。
Core Web Vitalsの3指標(2026年版)
| 指標 | 意味 | 目標値 | SEO影響度 |
|---|---|---|---|
| LCP(Largest Contentful Paint) | 最も大きな表示要素の読み込み時間 | 2.5秒以内 | 高 |
| CLS(Cumulative Layout Shift) | レイアウトのずれ具合 | 0.1以下 | 中 |
| INP(Interaction to Next Paint) | インタラクション応答速度 | 200ms以下 | 中 |
これらの指標が「優良(Good)」評価に達していないホームページは、競合サイトと比べてSEOで不利な状態です。
改善効果データ:施策別PageSpeed Insightsスコア変化
| 施策 | 改善前スコア | 改善後スコア | 改善幅 | 作業時間目安 |
|---|---|---|---|---|
| 全画像WebP変換 | 55点 | 72点 | +17点 | 2〜4時間 |
| 遅延読み込み(Lazy Load)追加 | 72点 | 82点 | +10点 | 1〜2時間 |
| Googleフォント最適化 | 82点 | 88点 | +6点 | 1時間 |
| 不要JSの削除・遅延 | 88点 | 93点 | +5点 | 2〜3時間 |
| CDN設定(Cloudflare) | 93点 | 97点 | +4点 | 2〜4時間 |
改善① 画像をWebP形式に変換する(LCP改善)
LCPの最大の原因は「重い画像ファイル」です。JPEGやPNGをWebP形式に変換することで、ファイルサイズを30〜80%削減できます。
具体的な手順:
- Squoosh(無料ツール)でWebP変換・品質設定80〜85%で最適化
- ヒーロー画像は幅1200〜1400px・ファイルサイズ100KB以下を目標に
- サムネイル画像は幅600px・30KB以下に圧縮
SANCTUARYがWEB制作する際は全画像をWebP形式で最適化しており、この対応だけでLCPが2〜3秒改善した事例があります。
改善② 遅延読み込み(Lazy Load)を実装する(LCP改善)
スクロールせずに見えない位置にある画像は、最初から読み込む必要はありません。遅延読み込みを実装することで、初期表示速度が大幅に改善します。
HTMLのimgタグに loading="lazy" を追加するだけで、ブラウザが自動的に遅延読み込みを行います(ファーストビューの画像には設定しないこと)。
改善③ Googleフォントの最適化(LCP改善)
Googleフォントは外部リソースのため、フォントの読み込みがLCPを遅延させることがあります。
最適化手順:
- フォントのサブセット化(使用する文字コードのみ読み込む)
- font-display: swap を設定してフォント読み込み中もテキストを表示
- 使用フォントを1〜2種類に絞る(複数フォントは読み込み時間増加)
改善④ 不要なJavaScriptの削除・遅延(INP改善)
INPが遅い主な原因は「レンダリングブロッキングするJavaScript」です。
対策:
- 使っていないプラグインやスクリプトの削除
- スクリプトタグに defer または async 属性を追加
- サードパーティスクリプト(チャットウィジェット・広告タグ)は遅延読み込みに
改善⑤ CLSを防ぐレイアウト設計(CLS改善)
CLSが高い原因は「画像サイズの未指定」「後から注入される広告バナー」「Webフォントの遅延読み込み」です。
対策:
- 全てのimgタグに width と height 属性を明示的に設定
- 広告・バナーは事前にスペースを確保してから表示
- アニメーションは transform と opacity のみ使用(位置変更を伴うアニメーションはCLSを悪化させる)
改善⑥ CDNを活用する
CDN(Content Delivery Network)を使うことで、世界中のエッジサーバーからコンテンツを配信でき、国内外問わず表示速度が向上します。
Cloudflare(無料プランあり)を設定するだけで、PageSpeed Insightsスコアが5〜15ポイント向上するケースが多いです。
Core Web Vitals改善チェックリスト
| チェック項目 | 確認方法 | 目標値 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| LCPスコア | PageSpeed Insights | 2.5秒以内 | ★★★ |
| CLSスコア | PageSpeed Insights | 0.1以下 | ★★★ |
| INPスコア | PageSpeed Insights | 200ms以下 | ★★★ |
| 画像のWebP変換率 | Lighthouseレポート | 100% | ★★★ |
| imgタグのwidth/height設定 | 開発者ツール | 全imgに設定 | ★★ |
| レンダリングブロッキングJS | Lighthouseレポート | 0件 | ★★ |
| CDN設定 | pingdom・GTmetrix | 日本全国高速 | ★ |
まとめ:速度改善はSEOと直帰率改善の両方に効く
Core Web Vitals改善は、SEOランキング向上と直帰率改善の両方に同時に効果があります。特にモバイルの速度改善は最優先です。SANCTUARYのホームページ制作ではCore Web Vitals対応が標準で含まれています。
関連記事


